全女子必見!ホントに
Hなコミック大量掲載!

★☆★☆★☆★☆★☆★

マグダラのマリア189

★☆★☆★☆★☆★☆★
―脅威の的中率―
-『西新宿の母』-


携帯恋愛小説。切ない片思いと純愛。少女の魂の叫びに涙が止まらない。

第19話「終章」1

 カリフォルニアの空は、ひたすら青くて大きかった。空気は乾いていて、何もかもが絵の中の出来事のように、原色に近い色合いを帯びている。

 カリフォルニア大学サンディエゴ校には、日本人留学生が大勢いた。付近は治安もよく、人々は親切だった。

 万里亜は初め、英語が通じない事に戸惑った。英語はかなり得意だと思っていたが、日本人の発音は全く通じなかった。

 聴き取りは辛うじて出来た。しかし言葉を返すと「Pardon?」と、首を傾げられてしまう。だがこの国の誰もが、適当に聴き流さず、何度も何度もしんぼう強く聴いてくれるので、万里亜も一生懸命伝えようと努力した。人とのコミュニケーションに、こんなに真剣になったのは、生まれて初めてだった。

 同じコンドミニアムには、日本人と韓国人の留学生が住んでいた。共同のプールで行き会うと、時に日本語が飛び出す。それは、何か懐かしいような気もしたし、後ろめたいような不思議な感覚もあった。

 放射線科の教授は、ユーモラスで明るく楽しい老紳士だった。万里亜はすぐに、親切な教授が大好きになった。時々、食事に招いてくれる事もあり、優しそうな老婦人が、万里亜の発音を丁寧に直してくれる。

 大学では、CT写真の自動読み取りシステムを研究する部署にいた。医学とコンピュータと、両方の知識が必要であり、しかも英語は専門的すぎた。万里亜は初めの半年、ひたすら英語の勉強だけをしなければならなかった。

 楽しかった。友達がたくさん出来た。それが自然だった。

 今まで友達と呼べるのは、恵里子唯一人だった。誰にも興味はなかった。それなのに、三十を過ぎた今になって、友達とはしゃぐのがこんなに楽しく感じられるのは、本当に不思議だった。

次のページへ

トップページへ

コミモ
★☆★☆★☆★☆★☆★
携帯恋愛小説
マグダラのマリア目次
★☆★☆★☆★☆★☆★
口コミだけで話題に!
当たると評判占い

口コミだけで話題に!
当たると評判占い


携帯恋愛小説
AX